とまテル開発裏話

畑イメージ

農商工等連携事業とは

農林水産省と経済産業省では、地域経済活性化のため、地域の基幹産業である農林漁業と商業・工業等の産業間での連携(「農商工等連携」)を強化し、相乗効 果を発揮していくこととなるよう「農林水産業と商業・工業等間の産業間での連携(「農商工連携」)促進等による地域経済活性化 のための取組について」を共同し、その取組の中における農商工連携の促進を図るための新たな法的枠組の整備として、「中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律(農商工等連携促進法)」を成立・施行いたしました。

農商工等連携促進法には「農商工等連携事業計画」として中小企業者と農林漁業者が有機的に連携し、それぞれの経営資源を有効に活用して、新商品・新役務の開発、需要の開拓等に取り組む事業計画に対する支援措置が設けられいます。

つまり中小企業者や農林漁業者が一次、二次、三次の産業の壁を超えて有機的に連携し、互いの有するノウハウ・技術等を活用することで、両者の有する強みを発揮した新商品の開発や販路開拓等を促進するこをと目的とした支援事業です。

とまテル

渥美半島産カンパリトマトを使用したフレッシュトマトカクテルの製造・販売事業

商品の概要

渥美半島は温暖な気候に恵まれた日本有数の農業地域で、田原市だけでも平成18年度の農業出荷高は724億円にのぼる。花や畜産品を除く食用作物ではキャベツ、メロン、トマトが主な農産物といえます。

そのなかでもトマトは、外気が急激に上昇する3月ごろに収穫量が通常の倍となり、販売価格も低下します。そのため通年安定した価格で販売できる加工用としての用途開拓が強く望まれていました。

本連携事業の着手の経緯

青果物の卸売・小売を行っている(株)ミマスでは、地元渥美の高品質な特産農産物の認知度を高めたいと考えていたところに、さまざまな工夫により高い糖度のカンパリトマト生産に成功したイシグロ農園(有)と出会い、このカンパリトマトを使った商品を開発・販売することで渥美のトマトの良さが伝えられると考えました。

(株)ミマスとは旧知であった(株)杉八に相談したところ中埜酒造(株)を紹介され相談を持ちかけたところ、磐田物産(株)紹介される。

以上のような流れで、「磐田物産(株)の素材を活かす加工方法」と「イシグロ農園’(有)の工夫による糖度の高いカンパリトマト」、「(株)ミマス福井取締役の野菜ソムリエとしての味覚に基づいたカクテルの調合」、「中埜酒造(株)の伝統の製造技術」、「(株)杉八」の市場分析」によりトマトを苦手とする人にもおいしく味わってもらえるトマトカクテルが完成。

本連携事業で取り組む新商品、新役務の内容

本事業では、これまでの取り組みを踏まえて、地域特産品として観光客の地元の人向けに自店舗、飲食店メニュー向けにトマトカクテルを販売する。更に、全国の女性や若者向けに、Webサイトでのセールスプロモーションを行い、インターネット販売を実施する。また渥美の特産品として、地元商工会や商工会議所との連携によりブランド化を目指します。。

とまテル

 

連携事業の推進体制

連携事業の推進フロー

    1. ミマスが商品の企画を行う。
    2. イシグロ農芸は、カンパリトマトの生産を行う。
    3. 磐田物産は、トマトをジュースに加工する。
    4. 中埜酒造は、見ますのレシピを元に本商品を製造。
    5. 杉八が種類免許(卸売業、小売業)を使い、ミマスに卸売り。
    6. ミマスガ種類小売免許を使い、自店舗、飲食店メニュー向け、ネット販売にて小売販売。

「とまテル」の商標登録を頂きました。

とまテル商標登録証

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